5.1chスピーカーの変な使い方
独断と偏見によるオーディオ話。「5.1chで音楽CDを聴くこと」について。
5.1ch対応のAVアンプが市場に増えてきました。うちもONKYOのTX-SA606Xを使って、フロント(左右2つ)・センター(正面)・リア(後方左右2つ)でスピーカーを設置しています。
5.1chといえば一般的には映画用、最近ではゲーム・アニメでも対応しているものがありますが、俺の場合は音楽CDでも利用しています。今日はそれについて。
さて前提として、オーディオマニアからすれば「2chステレオたるCDを5.1chで聴くなど論外」というのが通説です。そう、変なのです。俺もそう思うw
しかし個人的には「音の重ね合い・広がり」とか諸々という点で5.1chで音楽を聴くのも捨てたもんじゃないと思うのです。
5.1chといっても2種類あります。
①2chの音を、擬似的に5.1chに分解して、それぞれのスピーカーに振り分ける
(ドルビーとかDTSによる擬似サラウンドで、こういう話)
②2chの音を、分解せずそのまま、5.1chスピーカー全てで出力する
(AVアンプ上の機能名でいえば、All Channel Stereo)
普通は①のことを言い、これは俺もダメ。完全に音が分解されるので、最初は面白くて新鮮なんだけど、すぐ飽きるというか凄く不自然。
俺がやってるのは②で、音を分けるのではなく「音を重ねる」ので、相互補完できてるように聞こえて好きなのです。
というわけで、以下は②について言及していきます。
まず音場=音の広がりという点について。このイメージのような、2次元での音の波の広がりを考えてみてください。
うちは実家・防音なしなので、あまりデカい音は出せない環境。そのため、フロントスピーカーのみ(波が左右の2つ)だと音が部屋全体に行き渡らず、本当に前からしか聞こえず寂しい。
しかし同じ音をリアスピーカーから出し、後ろに波2つを補完すれば、音に包まれる感覚を比較的小さい音量で堪能することができるのです。
さらにセンターがあれば、真ん中の波もより強くなり、迫力も出てきます。
2chでは音量50でないとしっくりこない音楽も、5.1chなら音量30くらいでイケるというわけです。
音域についても同様。今度は2次元のイメージに、音域=高さをプラスして、3次元でイメージしてみてください。
例えばサブウーファー(.1ch)によって低音に迫力が出るのは、体感している人が多いと思います。これで低い位置=低音域はカバー。
また、ちょっとボーカルやエレキギターが物足りない・隠れちゃうなーと思うならば、中高音重視のセンタースピーカーが有効です。これは耳の位置かちょっと下。
フロントも耳の位置として、さらにリアスピーカー(高音重視のモデルが望ましい)を高い位置にセットすれば、全ての音域が幅広くカバーできる&そこそこ分離されて聞こえるというわけです。
「こんな音が出てたのか!」っていう感覚が確かに得られます。
またこれは、音質の問題も多少カバーできます。音質が悪いとノイズが乗ったり音がハッキリ聞こえなかったりしますが、これはデカい音で聞くほど気になってしまうもの。
音源のビットレートから始まり、どうしてもスピーカー・アンプの性能諸々も気になり、金をかけざるをえない。
逆に小さい音ならば、それほど音質を気にする必要はないわけです。
悪い点ももちろんあります。セッティングとリスニングポイントです。
これは5.1chの宿命ですが、2ch以上にセッティングが困難で、絶妙にバランスが取れて聞こえる場所はほぼ一地点だけ。完全に1人用。
少しでも左右に移動したり頭の位置を上下したりすると、音がズレまくるため、一度ポイントに入ったら身動きが取れないw
また普通に設置しただけだとリアの音量がデカすぎたり、センターがうるさすぎたり、はたまた音の位置が高すぎたり低すぎたり。念を入れたセッティングと、AVアンプでの各スピーカーの音量設定も必須になります。
しかしそれゆえに、ピタリとハマったときの音の抱擁感は素晴らしい。
あと「音を重ねる」ってのが重要なので、スピーカーのメーカーは揃えたい。メーカーごとに音色が全然違うので。最近ようやく揃えることが出来たのだが、揃える前より全然良くなっておおーっていう感じ。
もちろん最初に書いた通り、2chステレオたるCDは2chで聞くのが正道。と思うのだが、良く分からんが俺はこれが一番しっくりくるのだw
2ch(2.1chでも可)でホントにイイ音聴こうと思ったら、CDプレーヤー・プリメインアンプ・パワーアンプ・スピーカー・ウーファー各10万+1万前後のケーブル&電源タップ+最低8畳で大音量、ってくらいの金と環境が必要。
その点、5.1chは対応するアンプこそ必要ですが、フロント1万・センター1万・リア1万・ウーファー1万・部屋も6畳、みたいな環境でもセッティング次第で結構良い音が出ている「気がする」のです。
オーディオは、あくまで「気がする」ってのが重要だと思いますw
でまあ肝心の自分の環境といえば、
PC(サウンドカードSE-200PCI)-DAC:DR.DAC2-プリメインアンプ:SA606X-パワーアンプHA-1A
フロント:Silver-RS5(以下MonitorAudio)
センター:Bronze-BRLCR
リアSP:Radius90
ってとこで。中高音に締まりがあり、特にボーカル・ピアノがとにかく綺麗、低音もウーファー無しで十分。
高品質なCDプレーヤーとして名高いPS3も繋いでるけど、完全にアニメ・エロゲムービー再生機。CDは、SACDじゃなければPCと大差ないような…(たぶん耳がおかしい)
最近、「カンパネラ」「俺つば」「ブレイブルー」「天空のユミナ」(特装版にサントラ付)と音楽がヤバい作品に遭遇したせいで、ゲームしてる時間よりもダラダラと音楽聴いてる時間のほうが長かったりして。となると、オーディオ環境にも気を使ってしまうところで。
セッティングも工夫次第で全然音が変わって、また面白いんだよねこれが。理科の実験みたいでw
という話はまた明日。
ちなみにAVアンプ自体は、5.1ch機能に限らず、HDMIケーブルによって映像・音ともにPS3・Xbox360・地デジDVDレコーダー等を一括管理し、液晶TV(プロジェクターでも可)に一括出力できるので、それだけでも有用かと。


















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